エアコンメンテナンスの裏側 メンテナンスは定期的に行いましょう!

2020.12.25

本日の業務は業務用エアコンのメンテナンス。

 

今や物流倉庫・食品工場にはどこにでもあるエアコン。日々私たちの環境を快適に保ってくれているエアコンたちの内部はどうなっているのか。
エアコンのメンテナンスはどのように行っているのか。今回はそんな裏側について触れたいと思います。

 

こちらが私たちを陰ながら日々支えてくれているエアコンたち。
工場の環境を支える業務用エアコンは確かな存在感があります。
今回の現場では高所に設置してありましたので、高所作業車を使いメンテナンスを行っていきます。

 

 

ビニールで覆いメンテナンス

エアコンメンテナンスの基本は水洗い。
パーツを外し、一つひとつ丁寧に洗浄していきます。一通りばらした状態で電子基板などに水がかからないよう、ビニールで覆い掃除していきます。

 

汚いパーツ

こちらが洗浄していくパーツたちです。
ご覧になっていかがでしょうか?「うわぁ」と思う方もいるかもしれませんが、実はこれ、結構きれいな状態です。
家庭用エアコンを掃除したことがある方はわかると思いますが、エアコンの内部って実は結構汚れが溜まっていることが多いのです。

 

工場の汚れ

今回の現場は2ヵ月に一度メンテナンスを行っています。このように頻繁にメンテナンスを行っていてもエアコン内部では汚れが溜まるときは溜まってしまうのです。
エアコンが悪くなると空気の状態が悪くなる。食品工場など清潔さが重要となる場所では死活問題と言えるでしょう。

 

ではメンテナンスはどれくらいの頻度で行うべきか。
業態にもよりますが、製粉関係では2ヵ月に一度、その他食品関係は3ヵ月に一度、その他工場は半年に一度、オフィスは年に1度のメンテナンスをオススメしています。

 

ドレンポンプ

メンテナンス不足はエアコンの寿命そのものを縮めてしまうことにも繋がります。
例えばこちらは繊細なパーツの一つとなるドレンポンプ。エアコン内部の排水機能を担う重要なパーツです。

 

このドレンポンプは細い管から圧力で水を吸い上げ、外に排水する機能を持っているのですが、この管に汚れが溜まると排水機能が正常に働くなってしまいます。

 

エアコン内部

排水機能が弱まるとその他の部品にも影響を及ぼしてしまいます。
ドレンポンプ自体は交換することができますが、機種によっては製造中止により部品がないものもあります。

 

メンテナンスをしない⇒電子部品に蓄積した汚れが湿気を帯びる⇒通電してはならないところに通電される…。
基盤の不良によりエラーコードが出るもしくは運転ボタンを押しても作動しなくなる。などの現象が起きます。

 

 

このように毎日のように稼働するエアコンは環境により様々な故障リスクを孕んでしまうものでもあります。
焼肉店やラーメン店などの油をよく使用するお店、パン屋・うどん屋などの粉を使用するお店は特に注意です。

 

定期的なメンテナンスをお願いしたい、エアコンの調子が悪いので一度見てほしい、などご要望がございましたらご気軽にご相談ください。
現場と機材の状況を拝見し、しっかりと対応させていただきます。

 

水圧洗浄

バラしたパーツは水圧洗浄機で水洗い。
時は12月。この日の気温は7度ほど…
当社のスタッフが寒い中、頑張って綺麗にしています。

 

ビフォーアフター

洗浄後の違いは一目瞭然。
こんなにきれいになりました。これで気持ちよく日々の業務に取り組むことができますね!

 

綺麗なエアコンパーツ

このように水洗いで洗浄できればよいのですが、水圧で落とせないほど汚れが蓄積していた場合は洗浄液を使用しないといけないようなパーツがでてきます。
エアコンの熱交換機能を担うアルミフィンなどがまさにそれです。
洗浄液を使用するとどうしても工賃が上がってしまいますし、何よりパーツの劣化が早くなってしまいます。

 

このようなことにならないよう、改めてエアコンは定期的なメンテナンスがオススメです。
ご要望がございましたら、こちらよりご気軽にご相談ください!