冷媒配管のオイルトラップに関して

2018.02.03

冷媒配管工事の施工の際のオイルトラップに関しては主に2種類の役割があります。

 

まず1つめは冷凍機オイルを圧縮機側にもどすため。

 

エアコンなどは配管圧力が高いため、オイルトラップなどを付ける必要はないのですが、冷蔵・冷凍庫は配管内の圧力が低いため、室内冷却ユニットより室外機が高い位置にある場合は10mごと(配管サイズによっては5m)に1箇所オイルもどしのためのオイルトラップを取り付けなければなりません。

オイルが循環しないとコンプレッサーが焼き付いてしまいます。

 

2つめが冷媒(フロンガス)の液溜まりの防止。

 

室内冷却ユニットの低圧配管側に↓写真のようにオイルトラップを設けますが、これは液化ガスの溜まりを防止するためです。

 

室内冷却ユニットの低圧配管側には膨張弁の感温筒を取り付けるのですが、この感温筒がより正確な温度を拾うためには液化ガスの溜まりを防止しなければなりません。

 

そのため室内冷却ユニットの低圧配管側にオイルトラップを設けます。

 

 

以上、オイルトラップに関してでした。