地元久留米市の会議所ニュースに掲載させていただきました。

2019.04.01

強い会社を創る VOI.181

経営計画書策定支援企業

 

専門ウェブサイトの構築による販路拡大を目指して

(有)ディンプル

代表取締役 末安 日出章 氏

〒830-0048

久留米市梅満町1653番地1

 

今回は平成29年に『大切な商品を安全に保存!プレハブ冷蔵庫販売サイトの構築』で経営計画書の策定を行った(有)ディンプル 代表取締役 末安 日出章 氏に話を伺った。

 

同社は、昭和60年4月に冷却機器類全般の販売店として創業。平成3年に法人化し現在に至る。プレハブ冷蔵庫をメインに冷却設備全般の設計から新設工事・メンテナンス・販売業務を一貫して行っている。

プロ御用達のプレハブ冷蔵庫

プレハブ冷蔵庫とは、パネルでできた箱型の部屋に対して、冷却ユニットを設置し、室内を冷蔵または冷凍させる設備である。温度設定も細かく調整でき、気密性に優れているため、食品工場や農家、飲食店などそれぞれ必要な用途、場所に応じて設置する事が多い。

通常は顧客からメーカーが受注するのが一般的であるため、同社のようにプレハブ冷蔵庫を専門に設計から販売・施工まで行っている会社はほとんどない。なぜなら現地での設置場所の状況確認や寸法の取り方が非常に重要で、商品知識は勿論のこと、施工のノウハウを熟知している職人が顧客と現地にて綿密に打合せする必要がある。

同社はプレハブ冷蔵庫を取り扱い始めてから20年以上の実績があり、施工までのノウハウを熟知していることは勿論のこと、大手メーカーとも取引があるため、スピーディーな納品が可能である。他社が出来ないような狭い場所や特殊な場所への施行や設置、予算に合わせた的確な商品の提案を強みとしている。

ウェブサイトでの集客

今回の計画書のテーマは「大切な商品を安全に保存!プレハブ冷蔵庫販売サイトの構築」である。同社の以前のウェブサイトでは、情報発信が乏しかったため、新たなウェブサイトを作成し、顧客に対して直接プレハブ冷蔵庫の情報発信を行い、利用者から直接注文を取り付ける流れを構築した。サイト内の情報を充実させることで、冷却設備の導入を検討中または冷却設備に関して悩んでいる方等が同社のサイトに行きつくようになり、潜在している顧客を新しく発掘するなど販路の開拓が可能になった。

 

中の人が見えるようなサイト作り

ウェブサイトの作成後、「プレハブ冷蔵庫」「福岡」や「プレハブ冷蔵庫」「組み立て方」などのワードで検索すると同社が検索一覧の上部にくるようになっている。写真を多用し、工事の様子や組み立て方の紹介、受け入れている技能実習生の様子を紹介するなど、ウェブサイトの中の人柄が透けて見えるような親切なサイトとなった。今後はSNSや検索エンジンのサービスを効果的に利用して広告展開をしていく予定である。

『創業34年の中で蓄積されたノウハウをアフターフォローなどの顧客サービスに活かすため、福岡や佐賀などスピーディーな対応ができる営業範囲に絞って今後注力していきたい』と語る末安氏。ウェブサイトを利用した効率的な営業活動を行う同社の今後に注目したい。

(取材 川原・水上)