2020.03.08
「つい最近まで冷えていたけど、庫内温度が高くなっている…」「プレハブ冷蔵庫を導入したばかりなのに、全然冷えてくれない!」、
そんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
導入、運用に便利なプレハブ冷蔵庫ですが(プレハブ冷蔵庫の特徴はこちら!)、冷えない原因は主に以下の5点です。しっかり把握し、対処することができれば業務効率もあがります。是非一度、ご参考にされてみてください。
一番多いトラブルでこれは一般的なエアコン、冷蔵庫と同じ考えです。
冷媒配管の劣化やフレア接続部分からの漏れ、フロンガスのチャージ口のバルブコアやムシ押し等から冷媒ガスが漏れ出てしまっているパターンです。これは早急な修理が必要となります。専門業者に依頼し、必要箇所を直ちに修理してもらいましょう。
これは機材トラブルというよりも打合せ時の認識のズレにより生じるものかもしれません。
同じ「冷凍」機能でも既に凍っている物を引き続き凍ったまま保管するのと、常温の物を凍らせるのでは必要なエネルギーが数倍違います。ただ、これらは「冷凍」機能として混同されがちです。このため元々「保管用」で使用していたプレハブ冷凍庫をそのまま「凍結用」として活用しだした時などに相談いただくことが多い印象があります。
プレハブ冷蔵庫も一つの装置です。装置は適切な用途でなければ十分な機能を果たすことができません。もし、用途をシフトする場合は、冷凍機器の入れ替えが必要となります。
これはシンプルな機材トラブルです。
冷却器に付属しているフロンガスを膨張させる弁に水分やゴミなどが詰まると十分な機能を果たせなくなることがあります。これも専門業者に点検を依頼し、修理をお願いしましょう。
夏の昼間に外気温度が上がってきたときや夕方の西日などにより室外機そのものが熱を持つと、冷媒ガスがうまく凝縮されない事態が発生します。この対策としては、遮熱シートなどを用意し、日陰を作って室外機が過度な熱をもたないようにしてあげることです。ただし凝縮器部分の風の流れを阻害しないよう注意が必要です。必要以上に覆いかぶせると風がうまく通らず、結果として熱をもってしまうことがあります。それにより凝縮不良となってしまうこともあります。またアルミフィンの凝縮器部分が汚れてしまっている場合は洗浄をしてきれいにすることをお勧めします。それ以外の方法としては室外機の凝縮器部分を散水機で冷やす(水をかける)のも効果的です。
最後に冷却をおこなう室内機そのものが汚れている場合です。汚れが詰まってしまっては熱交換が行われず、冷却機としての機能を果たせません。特に本体裏のアルミフィンが汚れやすい箇所となっています。私たちが出入りしている工場ではホコリや加工品の原料である粉などが詰まってカビや排水の詰まりの原因となっていることも良くあります。慣れている方はお客様自身でできる箇所もあるかもしれませんが、機材にダメージを与えず、長く使用するためにはやはり、こまめに(3か月に1回は)業者に清掃を依頼することがおすすめです。
以上、プレハブ冷蔵庫が冷えない原因を5つ紹介させていただきました。
機材トラブルがほとんどですが、適切な用途の下で使用するというのも大事な要素の一つと言えるでしょう。
もし、福岡県、佐賀県、その近隣にてプレハブ冷蔵庫に関するご相談がありましたら、当社まで気軽にご相談ください!地域密着ならではのスピード感で丁寧にご対応させていただきます!