店舗併用住宅のエアコン取付

2021.07.28

本日は久留米市 髪YOUひらの様にエアコンの取り替えにお伺いさせていただきました。

 

 

今回は店舗と住居が一体となっている店舗併用住宅での工事となります。

 

 

一般家庭と同様の取り付け作業を行う形となりますが、その際に少し確認すべきものが「電圧」です。

 

電圧

電圧(V)とは書いて字の如く電気を押し出す力のこと。
100Vの家電より200Vの家電の方がもちろんパワフルです。

 

 

10畳くらいの部屋だと100Vで足りますが、お客さんが出入りする空間はより快適なものにしたいと考えるのが人の常。

 

 

幸い、現在では多くの住宅にて200Vの家電が使用できるようになっているので、店舗併用住宅でも導入は可能です。

 

 

ただし、お住まいの地域や電気の契約内容によっては電気代が高くなってしまう可能性もあります。

 

 

100V、200Vどちらのエアコンを導入すべきか迷っているときはご気軽にご相談いただければと思います。

 

掃除

今回の現場では店長さんのご好意で既にエアコン周りの物が片付けられており、扇風機をご用意いただいておりました。

 

 

エアコン交換は溶けそうなくらい暑い日にご依頼されることが多いですが、このようなお気遣いは大変ありがたいものです。

 

 

エアコン周りの片づけから始まるとどうしても作業にお時間がかかってしまいます。

 

 

貴重品や機器が置いてある時は正直どこに移動させるべきか迷ってしまうものです…。

 

 

おかげさまで今回は予定していた時間よりかなり早く終わらせることができました。

 

HITACHI

今回取り付けたエアコンがこちら。

 

 

多機能化が進むエアコンですが、当社は機能を抑えたシンプルなものを推奨させていただいております。

 

 

理由もシンプル。単純な構造な分、長くしっかりと働いてくれるからです。

 

 

人感センサー、加湿機能、内部洗浄機能など様々な機能が目をひく現代のエアコン。
しかし、これら新機能は本来の冷暖房機能と比較するとどうしても故障が多い箇所になります。

 

 

また技術の発展は目覚ましいですが、現在ではまだ、あくまでエアコンに「付随している」機能。

 

 

加湿機能は加湿器には敵いませんし、内部洗浄機能をもってしても快適な運用の為には最終的に手動での洗浄が推奨されます。
あれば嬉しいけど、まだ完結している機能とは言い難い状態です。

 

室外機

これら機能が故障した場合、修理できる場合は良いですが、それらの不具合でエアコンそのものを取り換えないといけなくなる場面も出てきます。

 

 

シンプルなエアコンの耐用年数は日本のメーカーでおおよそ10年ほどですが、多機能部分は10年もたないことが多い印象があります。

 

 

メーカー保証は基本的に1年。
つまり1年以上経つとメーカー側は対応していただけません。

 

 

このように、当社ではお客様が安心してご利用いただく為、シンプルなエアコンを推奨させていただいております。

 

エコ

耐用年数10年とするとエアコンは「10年に1度の買い物」

 

 

今回取り換えられたものも、やはり12年ほど使用されていたそうです。

 

 

「この空間を長く支えてくれてありがとう」
最期には、そう感謝されるようなエアコンの導入に努めていきたいですね。

 

日本建築

取り付けは日本の美学、「垂直・平行・直角」を大切に。

 

 

お客様が目にされる個所はもちろんのこと、意図しないと見えないようなところまで。

 

 

多少ずれていても実は機能的にはほとんど問題ないんです。
寿命が短くなる、動きが悪くなるなんてことはありません。

 

 

しかし、私たちは愚直に細部までこだわり続けています。

 

 

見えないところに職人の技術にかける想い、そして何よりお客様に対するスタンスが宿ると思って止まないからです。

 

 

目に見えない内部構造ならまだしも、化粧カバーがずれてたり、室外機が斜めになってたりするものを見ると何とも言えない気分になります。

 

 

お客様とのご縁を大切にできるよう自身が手掛けられるものは妥協無く取り組んでいきたいものです。

 

引き渡し

施工完了の後は電源を入れ、試運転してお引渡し。

無事に涼しげな風が店舗全体に広がっていきました。

 

お飲み物までご用意いただき、「助かったよ。ありがとう」と笑顔で送り出していただきました。

スムーズな工事はお客様のご協力あってこそです。

改めて今後とも宜しくお願い致します。