第2期 技能実習生に安全講習を行いました

2022.08.09

本日は新たに迎えた技能実習生に安全講習を行いました!
当社では2期目となる技能実習生たち。彼らがしっかりと現場で学べるよう、まずは基礎の基礎からおさらいです。

 

まずは装備の確認から。
現場での基本装備は安全帯、ヘルメット、安全靴、軍手の4つ。
それぞれ命を守る大切なアイテムです。

 

安全帯

 

安全帯は高所作業中、身体の落下を防止する装備。
高所で作業することの多い私たちとしては最も大切なものかもしれません。
もちろん動くようなものにひっかけてはなりません。しっかりと固定されたものを見極める必要があります。

 

ヘルメット

 

皆さんご存じ、ヘルメットと軍手。暑い時とか顎紐を外したくなりますが、そこは我慢。軍手もやはり手をケガしてしまうとスケジュールそのものに支障がでるので、欠かせません。

 

安全靴

 

そして一般的にはあまり馴染みのないかもしれない安全靴。見た目は特に何もないように見えますが、実は鉄板が仕込まれています。この鉄板が実は大事で、物を出し入れする機会が多い現場において、足先をしっかり守ってくれます。

 

安全のためにはこれらが一つでも欠けてはなりません。現場では当たり前のことではありますが、このような基本の基本からレクチャーしていきます。

 

ディスクグラインダー

 

他には基本的な機材の正しい使い方も。
こちらはディスクグラインダー。金属を切断するための機材です。
金属を切断するということは当然、火花が散るのですが、大事な点は機材の向きによって飛び散る方向が違うということです。
刃を左に向いているときは手前に、逆に向ければ奥側に火花が散ります。よって基本的には手前に来るよう使用するのが基本ですが、何事も思い通りに行くわけではないのが現場の常。

 

例えば上にあるものを切断する時は火花が顔にかかり危険なため、逆向きにする必要があります。また、左側に障害物がある場合も逆向きにせざるを得ません。このように基本を学び、現場に合わせて応用していくことが大事になります。

 

脚立

 

他には一般的にも馴染み深い脚立。脚立の基本は縦に強く、横に弱いということです。これは脚立上で様々な作業をする私たちにとって地味に重要で、足場がしっかりしていても横方向に力が加わるとあっさり倒れてしまうことがあります。私も一度これを失念し、危険な目にあったことがあります。

 

倒す

 

またこれは機材全般に言えることではあるのですが、置くときは必ず地面に倒すように。壁に立てかけるのはNGです。
理由としては倒れてきて危険ということはもちろんなのですが、各機材はそれなりに重量があるため、お客様の壁を簡単に傷つけてしまいます。このような心配り一つひとつ、そして基本的な知識をもって危険を察知できる能力が現場では重要となってくるのです。

 

技能実習

 

技能実習生の2人も終始、真剣なまなざしで安全講習に向き合ってくれました。以前のブログ記事(建設業界の経営的観点における外国人実習生を迎えるメリット、デメリット)にて技能実習生を迎えることについて触れさせていただきましたが、やはり彼らはとても真面目で勤勉です。しっかりと勉強し、次の機会に活かしてくれることでしょう。

 

今回の二人は自頭が良く、日本語を覚えるのが早いけど、工具などを扱ったことのないハン君。工具の扱いには慣れているけど日本語がまだまだなアイン君と対照的な点も、また面白いところ。私としては当社が、そして二人がしっかりと成長していけるよう、互いが互いを補い合い、少しでも早く現場で輝けるようしっかり指導していきたいと思います。